こんにちは。

学研大府教室の近藤です。
早いもので今月で開室して1年半が経とうとしています。
会員数も今春に大きく増え、教室らしくなってきました。
大府教室の会員数は幼児~高学年まで幅広く在籍していますが、この1年で自分なりに感じてきたこれからの幼児教育について綴っていこうと思います。

これまでに試験制度や学校での評価制度が以前とは大きく変わってきたことはお話してきましたが、幼児教育も昔とは大きく変わってきています。

まず初めに背景として、私たちが住む日本の社会構造の変化があります。
ひと昔前は、祖父母含めた3世代で住む家庭が多かったですが今は核家族化が進み3世代での同居はかなり少なくなりました。
幼少期は祖父母や地域全体で子育てをしていましたが、今は違います。
都市部の方では隣人が誰かも分からないこともあります。
声をかけただけで不審者扱いもされたりする時代です。(笑)

加えて、女性の社会進出も挙げられます。
現在、ほとんどの家庭が夫婦共働きなのではないでしょうか。
それによって子どもが家にいる時間に親が一緒にいる時間が減り、
それらのサービスを民間企業にお金を払って委託するようになりました。
学研教室もその一つですよね。

結論から言いますと、民間企業を使うのはもちろんいいのですが、そこに丸投げはしてほしくないということです。
学校教育と民間教育ともう一つ一番大切なことがあります。
それは家庭教育です。

幼児教育の第一人者でもあるお茶の水大学名誉教授でもある内田伸子さんは
「幼少期は50の言葉を覚えるよりも、100のなんだろう?」を育てることを意識してほしい」と語っています。
50音を覚えるよりも内面の育ち=非認知能力を育てるように働きかけしてほしいそうです。

例えば、子ども親によく唐突な質問してくることありませんか?
何で水の中にモノを入れると浮くものと沈むものがあるの?とか何で地球は丸いの?とか
大人でもなかなか深く考えたことがないような質問がいきなりとんでくることもあります。
そんなとき、どのように答えるのが正解だと思いますか?

正解は「どうしてだと思う?」と投げかけ子どもに考えさせることだそうです。
子どもに理論や知識を教えても難しくて理解できません。
それよりも間違えてもいいから子ども自身で考えさせることで想像力や思考力が養っていきます。
簡単に答えを教えるのではなく、まず子ども自身に考えさせ、子ども自身に行動させることが一番大切です。

学研教室では開室当初から、こういった非認知能力を育むプログラムを強く進めており、指導の中で子どもたちに考えさせる余地を与えるような指導をしていっています。
だからこそ幼児教育=学研教室といったイメージになっているのかもしれませんね。

学研教室の大きな特徴でもある「自学自習の力を身に着ける」ことは、子どもたちが中学、高校、大学、社会人になってから必ず生きてきます。
学力だけではないそうした未来を生き抜く力がつくのが学研教室です。

長くなってしまいましたが、次回は自己肯定感や自己効力感についてお話していこうと思います。